#器楽 #室内楽 #バイオリン #ピアノ #楽器変更可 #カノン 初めから最後までaccel.し続けるひょうきんな曲です。
最終的には最初の10〜12倍ぐらいのテンポになります。(表記上は途中で音符が細かくなってテンポをリセットしています。)
演奏時間は1分50秒〜2分くらいが妥当かと思いますが、それより早くても遅くても問題ありません。
もともとは自作の「ヴァイオリンとピアノのための協奏的二重奏曲」の第2楽章として、緩徐楽章とスケルツォを兼ねたものとして作曲したものですが、
この曲だけで演奏しても面白いかなあと思ったのと、第3楽章をまだ作っていないこともあり、単体で出品という形にさせていただきました。
曲の構造は18小節ごとの3つの部分からなり、第1部が主題提示部、第2部が第1カノン、第3部が第2カノンとなっています。
第2部の時点でテンポが3倍になっており、3倍の速さになった主題(ヴァイオリンパート)と元の速さの主題(ピアノ右手)が同時に進行する1:3の拡大カノンになっています。
第3部ではテンポが9倍になり、ヴァイオリン、ピアノ右手、ピアノ左手で1:3:9の拡大カノンが同時に進行します。
第1部から18小節おきに主題が導入する3声の単純カノンという考え方もできます。
言葉だけでは伝わりにくいと思ったので、楽譜の最後に構造を解説した図を載せてあります。よければそちらもご覧ください。
初めはアダージョで、少しずつテンポが速くなり、いつの間にかスケルツォになっているような演奏ができればよいと思います。
楽器はヴァイオリンとピアノを指定していますが、別の楽器でも構いません。ブレスさえできれば管楽器でも実演奏可能です。(最後の重音はC単音に変えて)ヴァイオリンパートのスラーはボウイングを考慮したものになっているので、別の楽器でやる場合はそれらしいフレージングに変えてください。
概ねポリフォニー的に作ってあるのでピアノパートを分解して色々な楽器で演奏しても面白いかもしれません。
・実際に演奏する場合
ヴァイオリンはほぼ第1ポジションで演奏可能で移弦も少なく、初心者の私が演奏することも視野に入れていたのですが、
テンポが上がりすぎて結構な速弾きを要求しています。
ピアノはツェルニー40番くらいのレベルで弾けるかなあといった印象ですが、カノンのメロディーを目立たせるポリフォニー的な技量はあったほうがいいと思います。
ニコニコモンズ
nc175266 追加:2018/04/01 18:00